薔薇のマリアVer0 僕の蹉跌と再生の日々

薔薇のマリアVer0 僕の蹉跌と再生の日々 作者:十文字青
出版社/メーカー:角川書店

 可愛いマリアローズ(♂)×それを追いかけ愛を語るアジアン(♂)……なんか腐女子が好みそうな設定だな。
 導入は迷宮で魔術士コロナ*1のヘマに巻き込まれ危機一髪のところをアジアンに助けられるところから始まる。冒頭からアジアンという腐女子が好みそうなキャラとヲタの好みそうなコロナを出してくるあたりなかなか心得ています。
 まあそれはおいといて、話の内容はマリアの過去とマリアがZOOのメンバーと仲間になるまでの話。マリアの心理描写も良くできている。
 1,2巻の後に出版されたけど、時系列的には、これが一番古い。Ver0という扱いだけど、本編へと直接繋がってゆくしこれを1巻と考えたほうがよさそう。
 1,2巻を読む前に読んでおいたほうがいいと思う。

*1:魔法が使えず失敗ばかりする天然。小さい。外見は十代半ば。他人に迷惑をかけ巻き込む。魔術士なのに剣で戦う。