魔法が世界を救います!
メーカー:アナスタシア |
パッケージは可愛い女の子が床にぺたんと座って魔女っ子帽子を被り、上目遣いで見上げてる絵。裏を見る。育成パートという文字が目に飛び込む。もしかして、魔女っ子育成ゲームか? 思わず衝動買いしてしまう*1。
ゲームを始めて最初に出てきたのは、頭身が高く目つきの悪い女性。目つきだけでなく口も悪い。主人公のお母さんかお姉さんかな? そう思いゲームを進める。
しばらくして、
「なんかおかしいな?」
いやな予感が脳裏をかすめる。
「もしかして……この頭身の高い女性がヒロインか?」
パッケージの絵と立ち絵を見比べる……。
「別人だよな?」
もう一度パッケージを見る。
「うん別人だ」
念のため説明書を見てヒロインの名前を確認する…………。
「やられた。ママン嘘だといってくれorz」
目つきの悪いお姉さんは、ヒロイン本人だった。
やる気のなくなったところを、ヒロインに散々罵倒される。
「先生、こんなに口が悪く逞しいお姉さん*2をよろしく頼まれてもやる気おきません」
さらに罵倒される……。
「てめー、どう見ても二十歳すぎてんだろ。魔法に頼らず生きてみせろ。俺は魔女っ子帽子をかぶったイカれた頭の成人女性を相手にするほど暇じゃネー」*3
ヒロインの口の悪さに出かかったセリフを我慢する。
「先生、お願いします。口の悪いお姉さんの時間を十年巻き戻してください」
しばらく封印決定。やはり衝動買いはするもんじゃない。早々にやる気をなくしてしまったので「続けると面白いよ」などの情報があったら教えてください。
安かったから、財布のダメージは大したことないのが救いだった。