Getchu.com 2005年・年間セールスランキング

 げっちゅ屋2005年、年間セールスランキングが発表されたようです。さすがに話題作は上位に来ているようですね。TH2XとかFate/hollow ataraxiaとか、明け瑠璃とか。
 一方パルフェが30位程度に留まっているのが印象的。車輪あやかしびと最果てのイマ群青に至っては、全くランクインしていません。
 「良作≠売れる」「売れた≠良作」この図式が鮮明に現れた一年だったように思います。その一方売れている良作もあるのも確か。その違いはどこにあるのかと考えさせられます。
 車輪が売れなかったのは、単純に前作*1の地雷の影響が大きいのでしょう。パルフェも前作のショコラの影響が大きいのでしょう*2。それ以外については、やはり絵でしょうか。売れていない良作の大半は、パッケージに描かれている女の子に今ひとつ魅力が足りないような気がします。
 作品に合った絵が大切という人もいますが、はっきり言って塗りの色彩さえ作品のイメージに合っていればいいのです。作品を売るためには絵というのは購買意欲、さらにその元となる下心をくすぐる売るための道具に過ぎないと割り切るべきなのかもしれません*3。パッケージの絵はゲームを売るための道具として割りきり、下心をくすぐるパッケージ*4でユーザーの心を捕らえた上で、どこまですばらしい作品を作ることができるのか。メーカーさんにはそこが問われているような気がします。

*1:魂響〜たまゆら〜

*2:ショコラはひどいシステムのせいで遊んでいてストレスの溜まる作品でした。

*3:誠実な作品作りをしたいメーカーさんにとっては悲しい現実でしょうが……。

*4:中にはnyで作品をネット上に流している輩もいるようですし、パッケージの魅力を高めるのも、ユーザーの購買意欲をかき立てるのに必要なのでは無いかと思います。nyでソフトや画像は流せてもパッケージそのものは流せませんから。